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エッセイ

前進は安心、そして困難を「変化の時」の思い出とする力

試練をどのように乗り越えるか、人生はすべて、そこにかかっています。恐れを抱く者は沼にはまり、勇気と決断を備える者は海へと向かいます。

今の時代の一番大きな試練は、何事においても過度の競争にさらされていることです。労働市場でも、恋愛でも、毎日の友人関係でも、私たちの人生は常に競争という試練に直面しています。

あの怪物と呼ばれるサッカーのロナウド選手を思い浮かべてみてください。次々に故障に見舞われ、理学療法室で何時間も同じ訓練を続けているのです。時々「なんでこんなに頑張らなきゃいけないんだ」という問いが、彼の頭のなかを巡ることもあるはずです。

こうした苦しみはそれだけの価値があるのでしょうか? こうした犠牲は報われるのでしょうか? 若いうちはがんばり続けるべきで、お金を稼ぎ、夢見たものを全て手に入れれば人生を楽しめるようになるのでしょうか?

なりたい自分になろうとしたときや、人生の様々な計画を実現しようとするとき、袋小路に入り込むことがあります。しかし、あなたの前途には、さらに多くの困難が待ち受けています。たとえば、こんな感じです。

結婚すべきかどうか?

子供はどうする?

起業すべきかどうか?

はじめのうち、こうした袋小路はYESかNOでしか答えられない問題として現れます。起業家になりたいわけではなく、実は研究者として大学に残りたいのかもしれません。あるいは、結婚はせず、子供も欲しくないかもしれません。

しかし、「なりたい自分になる」というあなたの熱い想いが問題であるなら、答えは一つしかありません。

そうです。前進するのです。目の前にある沼に対しても、これまで乗り越えてきた幾多の困難と同じように接すればいいのです。最初の困難はおそらく、分娩室で生まれてきたときのことだったでしょう。覚えているはずはありませんが、初めて息をして大きな産声を上げる様子は想像できるでしょう。

別の沼もあったはずです。

初めて学校へ行った日(見知らぬ場所にいた見知らぬ人たちは誰ですか?)。

初めての外泊(勝手知ったる我が家で静かにしていたほうが良かったですか?)。

ある人にとっては、両親が離婚したことによる痛みだったかもしれません。

最初のデート、初めての取引き、初めての仕事。

その他、あなたが立ち向かわなければならなかったたくさんの困難。そのいくつかは痛みより喜びをもたらしてくれたかもしれません。しかし、きっとあなたは変化への恐れと未知なるものへの躊躇から眠れず、それでも一歩ずつ前へ進むことで安心と喜びを得たのではないでしょうか。

用のなくなった困難の数々は過去のものとなり、それらはただ「変化の時」の思い出となるのです。